- しょうし
- I
しょうし【商子】中国, 秦の商鞅(シヨウオウ)の学説を中心に, 戦国時代末の法家学派の政治論をまとめたもの。 商鞅の撰とされるが, 未詳。 二六編現存。 商君書。IIしょうし【嘗試】ためしてみること。 経験すること。III
「一旦其自由を得て之を~する/明六雑誌 14」
しょうし【将士】将校と兵士。 大将と兵卒。IVしょうし【小史】(1)簡単な歴史。 略史。「日本開化~」
(2)自分の雅号などの下につける語。「露伴~」
(3)中国, 周代の官職。 記録する役。Vしょうし【小子】※一※ (名)(1)子ども。 童子。(2)律令制で, 四歳以上, 一六歳以下の男子。※二※ (代)(1)一人称。 自分をへりくだっていう語。 小人。 小生。「~近頃閑暇の折柄, 二三の小説を繙読して/当世書生気質(逍遥)」
(2)二人称。 目上の者が目下の者をさしていう語。 おまえ。VI「~しるせ, われその語をつたへん/洒落本・雑文穿袋」
しょうし【小師】(1)他人に対して, 自分の師をいう謙称。「としごろ孝道をば, ~につけまゐらせたる事にて候ふ/著聞 15」
(2)〔仏〕(ア)具足戒を受けてまだ10年に満たない者。 (イ)弟子。 (ウ)僧が用いる自分の謙称。VIIしょうし【小疵】少しのきず。 わずかな欠点や過失。VIIIしょうし【小祀】律令制で, 当日だけ斎戒して行う祭祀。 相嘗(アインベ)・鎮魂・道饗(ミチアエ)など。→ 中祀→ 大祀IXしょうし【小祠】小さなほこら。 小さなやしろ。Xしょうし【小誌】(1)小さい雑誌。 小型の雑誌。(2)自分たちの発行している雑誌をへりくだっていう語。XIしょうし【少史】律令制で, 神祇(ジンギ)官・太政(ダイジヨウ)官の史(サカン)のうち, 下位のもの。 明治初年にもこの職が置かれた。XIIしょうし【少子】生んだ子供の数が少ないこと。XIIIしょうし【尚歯】〔「歯」は年齢の意〕老人を大切にすること。XIVしょうし【尚氏】琉球の王家。 一五世紀初頭, 第一尚氏尚巴志が本島を統一。 一六世紀初頭, 第二尚氏尚真が琉球諸島を統一。 のち, 中国皇帝の冊封(サクホウ)を受け, 1609年には島津氏に服属, 日清両属のまま明治に至った。XVしょうし【承嗣】あとをうけつぐこと。 あとつぎ。 継嗣。XVIしょうし【抄紙】紙を漉(ス)くこと。 かみすき。XVIIしょうし【晶子】ガラス質の岩石中に含まれるきわめて小さい微結晶。XVIIIしょうし【松子】松の球果(キユウカ)。 まつかさ。XIXしょうし【松脂】まつやに。XXしょうし【正子】真夜中の一二時。 子(ネ)の刻。XXIしょうし【焦思】気をもむこと。 思いわずらうこと。 焦慮。XXII「日夜~苦慮せらるるなり/新聞雑誌 57」
しょうし【焼死】焼け死ぬこと。XXIII「火災で多くの人が~した」「~体(タイ)」
しょうし【生死】生きることと死ぬこと。 せいし。「~の境に迷ひしが/鉄仮面(涙香)」
→ しょうじXXIVしょうし【省試】(1)中国, 唐・宋代, 官吏の採用試験。 郷試の及第者に対し尚書省で行なった。(2)律令制で, 大学の挙試の及第者に対し, 式部省で行なった試験。(3)平安時代, 詩賦を課した文章生の選抜試験。XXVしょうし【硝子】ガラス。XXVIしょうし【笑止】〔「勝事(シヨウジ)」の転という。 「笑止」は当て字〕(1)おかしいこと。 ばかばかしいこと。 また, そのさま。「~の至りだ」「~なことを言う」
(2)大変なこと。 奇怪なこと。「此事天下においてことなる~なれば/平家 1」
(3)困った・こと(さま)。「あら~や, にはかに日暮れ大雨降りて/謡曲・蟻通」
(4)気の毒な・こと(さま)。「道理とも~とも, 思ひやられて哀なり/浄瑠璃・曾根崎心中」
(5)恥ずかしい・こと(さま)。XXVII「始めての付合になめたらしい, おお~/浄瑠璃・一谷嫩軍記」
しょうし【証紙】代金の支払い, 物品の品質・数量などを証明するために, 書類や品物などに貼る紙。XXVIIIしょうし【賞詞】ほめる言葉。 賞辞。 賛辞。XXIXしょうし【賞賜】賞として金品を与えること。 また, そのもの。XXX「白銀若干を~せられた/渋江抽斎(鴎外)」
しょうし【頌詞】ほめたたえる言葉。XXXIしょうし【頌詩】ほめたたえる詩。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.